「PTA総会挨拶要旨」(5月号)


 4月11日に66名の新入生を迎え、全校生徒221名、教職員22名で北中学校の2005年度がスタートしました。
 「わかる授業、楽しい学校」づくりを目指して行くという今年度の方針につきましては、四月の各学年PTAで詳細を申し上げましたので、少し一般的なことになりますが、今私が感じていることを、お話ししたいと思います。

 現在、子どもたちが関わったいろいろな事件が起きています。時々、子どもたちが変わってきたという人がいます。子どもだけが変わったのでしょうか。
 「子どもは大人の鏡である」また「親の背中を見て子は育つ」という言葉があるように、子どもの姿は、大人を反映していると思います。

 ここで、この春、目にした二つのことを紹介します。
 この体育館の外壁に燕が巣を作っています。四月初めから巣作りにかかり、今二匹で協力して、次の世代に命をつなぐためだけに、朝早くから、夕方暗くなるまで休みなく飛び回ってます。
 今年筍堀をしてみると、かなり細くてひ弱な筍が目立ちました。昨年秋の台風で親竹が倒れて、切れてしまった地下茎から生えた筍です。親竹と地下茎できちんとつながっている筍は太くてずっしりしたものになるのです。
 次世代のために生きる燕、親竹と切れた筍の姿。これらのことは、自然現象の一つに過ぎませんが、自然の中の一員である私たちが学ぶことがあるのではないでしょうか。豊かさの中で、便利さの中で、何か大切なものを大人が忘れているのではないでしょうか。私も含め大人全体が、将来の日本を託す子どもたちとどう関わっていくべきなのかを考え直さなければならない時に来ていると思います。

 さて、中学校時代は、第二次成長期の真っ只中で、心も体も大きく伸びていく時で、不安定こともあります。このような時期であるからこそ、子どもたちの一番身近な大人である家庭と学校、保護者と先生が協力していかなければなりません。「一人立ちさせるために、少しずつ手は離していっても、目は離さない」という姿勢が必要です。子どもと大人がつながっていなければなりません。
 22名の教職員一丸となって、全校生徒221人の教育にあたっていきたいと決意をしていますので、保護者の皆さんのご支援、ご協力をお願いいたします。

   2005年 5月20日
臼杵市立北中学校
校長

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