「今年も暮れる」 (12月号)
「自慢するわけではないのですが」と前置きした後には必ず自慢話が続くと言います。さて、北中の2学期は、「うまく引き出せば生徒はどこまでも伸びる力を持っている」ことを実証した4ヶ月だったと言えます。結果が良かったこともありますが、何よりすばらしかったのは、そこに至るまで生徒と教師がより高いものをめざしてじっくり取り組む姿が常に見られたことです。
文化祭には、生徒のご家族や卒業生の皆さんに大勢お越しいただきました。今年のテーマは「旅日記」。3年生の文化祭にかける意気込みは相当なもので、毎朝早くから学校中が歌声につつまれていました。各クラスの劇も、いつの間に練習したのか、個性豊かに仕上がっていました。1年生のモザイク画はよくできていたので中央公民館に展示する準備をしています。生徒一人ひとりの心の「日記」に新たな一ページが刻まれたことでしょう。
11月30日には指宿市で九州駅伝競走大会が行われ、本校駅伝部が県代表として出場しました。選手は全力を出し切ったもののハプニングもあり13位でゴールし、九州各県のレベルの高さを痛感しました。大型バスで徹夜で駆けつけ応援してくれた保護者、生徒、教職員の皆さんご苦労様でした。40本もの北中の幟旗の一団を競技場で見た時には感激し勇気が出ました。「関ヶ原の合戦のようじゃ」と言った人もいました。
いよいよ今月21日は全国駅伝大会です。九州大会の経験をバネにさらに体勢を整え、県代表の誇りを胸に強い心で快走してくれるものと期待しています。
少し前になりますが、TVフェイスという小さな新聞記事が目にとまりました。
「若い頃は誰もが、自分探しをするでしょ。オレもあがいたけど、『本当の
自分なんて、ない』が結論。今に全力を注ぐしかない。それが過去を作り、
未来へつながるのだから」
〜俳優 宇梶剛士さん〜
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ちょっとカッコ良すぎる気もしますが、2千人を擁する暴走族の元リーダーの言と思うと説得力があります。昔悪いことをしてきて今まともに生きている人と、
長年尊敬される生き方をしてきて、人生の最終章で道を踏みはずす人と、両者とも人間臭くて興味があります。どうもわたしは、前者の生き方に共感を覚えます。
ともあれ今年も暮れゆきます。庭に水仙がもう咲いています。指宿では菜の花が咲き始めていました。来年はどう咲こうかと楽しみです。自分のことです。
2003年12月 3日
臼杵市立北中学校
校長 |